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消費税と中古市場
 以前に「不動産は今が買い時か」を上梓したときにいくつか質問が来ました。誤解をされて
いる方が結構多いようなので、核心にあたる部分を記載いたします。消費税が上がったとき
中古住宅はどうなるのか。新築マンションをお買い上げの方は消費税増税がもろに効いてきま
す。あとは補助金制度をどう利用するかです。これは新築マンションの場合は業者が売るから
消費税が掛かってくるのです。一方、戸建て住宅の場合は、土地は対象外ですから、建物の
部分だけ増税されます。地域に依りけりですが、大体総額の2/3くらいが課税の対象となる
かと思います。(土地は対象外と言っても、もし土地の改良の為に何かの工事が発生すると
その費用は「造成費」と言って課税の対象になってしまいます。建物と同じという考えです)
さてそこで中古住宅。「ものを消費すると税金が掛かる」と一般的には認知されて
います。しかし消費税法第4条にはこう書かれています「国内において事業者が行つた資産の
譲渡等には、この法律により、消費税を課する。」つまり事業者が行ったものだけが消費税の
対象となるのです。中古住宅を売ろうとする人は殆どの場合一般人であり、事業者ではありま
せん。となると税は掛からないのです。もっと詳しく言うと、売買の間に不動産業者が介入します
彼らは仲介手数料をとります。従ってこの手数料については消費税が発生します。しかし
不動産価格全体には消費税は掛かってきません。では中古住宅市場は影響を受けないかと
云うと、ゼロではありません。新築市場が増税で金額が増える為、それなら中古にしようと
考える人たちがいくらか存在し、その人たちが買い上げるのです。ですから「多少は上がる」と
 思っておいた方が良いでしょう。

近頃思うこと

 

  • コロナの影響はいろいろありますが、「もう元の世界には戻らない」と言う人も現れています。JR東の社長なんかもそう言ってますね。
  • しかしどうなんでしょう。少し時間が経てば、コロナもインフルエンザと同じような扱いになるのではないでしょうか。
  • しかし爪痕は残るでしょうね。
  • 不動産においてもそうだと思います。
  • 次週からその辺を考えてみたいと思います